19世紀パリ時間旅行 失われた街を求めて本ダウンロード無料pdf

19世紀パリ時間旅行 失われた街を求めて

strong>本, 鹿島 茂

19世紀パリ時間旅行 失われた街を求めて本ダウンロード無料pdf
によって 鹿島 茂
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内容紹介 仏文学者・鹿島茂エスプリの真骨頂 19世紀パリを美術で巡るタイム・トラベル 「失われたパリの復元」(“芸術新潮"連載)をもとに、400点以上のビジュアル図版から、 パリ史の中で最も衝撃的な〈パリ大改造〉前後を見つめる。 1853-70年、オスマン男爵によって着手された都市改造は別名「パリの外科手術」と言われ、 エッフェル塔建設や新オペラ座の建設、パリ万博の開催、街に光をもたらすガス灯の設置など、 今日イメージされる「パリ」を形作りました。 その激動の時代は、印象派をはじめとした画家たちの格好のテーマとなりました。 風俗や景観を描いた絵画、当時の衣装、地図などの多様な作品から、匂い立つような花の都のノスタルジーをたどります。 内容(「BOOK」データベースより) 約400点の地図・書籍・版画・油絵を辿りノスタルジーあふれる壮大な旅へ。パリへの熱い思いと、パリ研究の成果が集約された決定版。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 鹿島/茂 フランス文学者、評論家、エッセイスト、明治大学国際日本学部教授。1949年横浜市生まれ。1973年東京大学仏文科卒業。1978年同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。専門は19世紀フランスの社会・小説。古書コレクターとしても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
以下は、19世紀パリ時間旅行 失われた街を求めてに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
書名の通り「19世紀パリ時間旅行 失われた街を求めて」という内容です。19世紀のパリの街かどの様子を、版画や絵画、衣装、挿絵などを追い求めながら、失われたパリの景観や、古き良き時代のパリの街角にたたずんでいるかのようなイメージが伝わりました。本書の価値は、解説の詳しさ、文字情報の多さも関係してくるものと思っています。説明文はもとより、絵画、版画の説明も詳しく、いずれも門外漢に19世紀のパリの姿を見せてくれるような詳しさで述べられていました。美術展の図録でもありますので、この貴重な展覧会に行けなかった人にも臨場感をもって雰囲気が伝わるような編集でした。章立ては以下の通りです。3章まではオスマン改造以前のパリですし、4章以降は改造後のパリに関する解説と具体的な作品の提示でした。1.パリ、変貌の歴史2.タブロー・ド・パリ3.ナポレオン3世とセーヌ県知事オスマンのパリ大改造4.1870年、新しいパリ5.世紀末のパリ–ベル・エポック6.20世紀、描かれ続けるパリ第5章では、ミュシャのジスモンダのほか、華やかなベル・エポックの時代を髣髴とするポスターがずらっと並んでいます。ロートレック「日本の長椅子」という意味の「ディヴァン・ジャポネ」にも惹かれます。第6章のラストは、佐伯祐三の「ガス灯と広告」が掲載してあり、その前のページにはユトリロの4点の油絵が紹介してありました。シニャックの水彩と絵画好きにも関心を寄せる内容です。リヴィエールの「エッフェル塔36章」は、北斎の富岳三十六景に倣った作品で、北斎のモティーフを取り入れているのが如実に伝わる作品でした。ドガの踊り子の油絵、パリ万国博覧会、19世紀のパリ・モードなど、興味深い内容でした。貴重な展覧会でしたし、とても詳しい解説が付されているという意味でも労作だと思いました。

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