無料ダウンロード草雲雀 pdf

草雲雀

strong>本, 葉室 麟

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によって 葉室 麟
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ファイル名 : 草雲雀.pdf
ファイルサイズ : 27.36 MB
内容紹介 ひとはひとりでは 生きていけませぬ―― 秘太刀「磯之波」は人の濁った心を一刀両断する! 愛する者の望みを叶えるため剣を抜いた男の運命は!? デビュー10年。練達の著者が放つ 時代エンターテインメント!! 最高の感動がここに! りり、りり、りり。草雲雀は一晩中、恋の歌を唄う―― 媛野藩の若き藩士、栗屋清吾は風采の上がらぬ三男坊だが、剣はめっぽう腕が立つ。 女中のみつと深い仲になり妻とするが、家長の長兄には認められていない。 そんなとき、道場仲間の山倉伊八郎から自分の用心棒になるよう頼まれる。 伊八郎は実父の後を継ぎ、藩の筆頭家老になるには清吾の剣の技が必要だという。 「子どもを持ちたい」というみつの願いに応えるために申し出を引き受けたものの、 伊八郎の出世を阻もうとする敵からの刺客が次々と襲い掛かり……。 著者について 1951年北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年『乾山晩愁』で歴史文学賞を受賞し、作家デビュー。07年『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞。2012年『蜩ノ記』で第146回直木賞を受賞。
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栗屋清吾は三男坊で剣術以外に特技はないが、地味で小心者のため養子話がない。部屋住みの身ながら、女中のみつを好きになり妻にしたいと思っているが、妾としてしか認めてもらえず子どもをもつことを許されない。そんな清吾の剣術道場の友人である伊八郎が筆頭家老になることとなり、その用心棒を頼まれる。用心棒になれば、藩の剣術指南役となり子どもを持てる身となれるため、申し出を引き受けるが、伊八郎の出世を阻む刺客に次々と襲われる。清吾の小心者だが誠実な人柄と伊八郎の豪放磊落な人柄が対照的に描かれていて、どちらも好感がもてた。清吾とみつがお互いのことを想いあっている一途な想いが丁寧に描かれていたのもよかった。これまで家老だった国東武左衛門と伊八郎の実の親子とは思えない駆け引きや、伊八郎の出世を阻もうとする刺客の襲撃を清吾の剣術と伊八郎の機転で切り抜けていく展開は読み応えがあった。頑固で融通のきかない清吾が最後はどうなることかと思ったが、読後感もよかった。

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