宇喜多の捨て嫁無料ダウンロードkindle

宇喜多の捨て嫁

strong>本, 木下 昌輝

宇喜多の捨て嫁無料ダウンロードkindle
によって 木下 昌輝
4.7 5つ星のうち48 人の読者
ファイル名 : 宇喜多の捨て嫁.pdf
ファイルサイズ : 29.55 MB
内容紹介 第92回オール讀物新人賞受賞作品、待望の単行本化! 時代小説では宇江佐真理、山本一力、近年では直木賞作家の桜木紫乃、人気急上昇中の坂井希久子、柚木麻子といった作家を見出してきたオール讀物新人賞。2年前、表題作「宇喜多の捨て嫁」で見事にこの新人賞を射止めたのが本書の著者・木下昌輝だ。 権謀術数によって勢力拡大を図った戦国大名・宇喜多直家によって、捨て駒として後藤勝基に嫁がされた四女・於葉のこの物語を、篠田節子選考委員は「女性視点から決して感傷的にはならず、最後まで緊張感が緩まず、リーダビリティは高いが通俗的ではない/時代小説の様式に則りながらも、随所に独特の表現が光る」、同じく森絵都選考委員は「海千山千が跋扈する殺伐とした世を背景に、一筋縄ではいかない人物たちが迫力たっぷりに絡み合う、緊張感のあるそのストーリー展開には貫禄をも感じた」と高く評した。 本書ではほかに五編の短編を収録。いずれも戦国時代の備前・備中を舞台に、昨日の敵は味方であり明日の敵、親兄弟でさえ信じられないという過酷な状況でのし上がった、乱世の梟雄・宇喜多直家をとりまく物語を、視点とスタイルに工夫をこらしながら描く。直家の幼少時の苦難と、彼でしか持ちえない不幸な才能ゆえの大罪(「無想の抜刀術」)、若く才能あふれる城主として美しい妻を迎え子宝にも恵まれた直家に持ちかけられた試練(「貝あわせ」)、直家の主・浦上宗景の陰謀深慮と直家の対決の行方(「ぐひんの鼻」)、直家の三女の小梅との婚姻が決まった宋景の長男の浦上松之丞の捨て身の一撃(「松之丞の一太刀」)、芸の道に溺れるあまり母親をも見捨てて直家の家臣となった男(「五逆の鼓」)と、いずれも直家のほの暗い輪郭を照らしながら、様々な情念を浮かび上がらせていく――時代作家としてはもちろん、ピカレスクの書き手としても十分才能を感じさせる意欲作である。 内容(「BOOK」データベースより) 娘の嫁ぎ先を攻め滅ぼすことも厭わず、下克上で成り上がる戦国大名・宇喜多直家。その真実の姿とは一体…。ピカレスク歴史小説の新旗手ここに誕生!!第92回オール讀物新人賞受賞作。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 木下/昌輝 1974年生まれ、奈良県出身。近畿大学理工学部建築学科卒業。ハウスメーカーに約5年勤務後、フリーライターとして関西を中心に活動。2012年、「宇喜多の捨て嫁」で第92回オール讀物新人賞を受賞。2014年、『宇喜多の捨て嫁』で単行本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
宇喜多の捨て嫁を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
この本は、「敵の名は、宮本武蔵」の読後感が印象深かったので、同じ作者の本を読んでみようとおもって読んだ。作者はこの著作で直木賞を取ったそうだが、「敵の名は~」のときと同じような迫力を文面から感じた。話は、豊臣家五大老の内の一人であった、宇喜田秀家の父親、直家の物語である。話の持って生き方が、直家の晩年に始まり、生い立ちに戻り、それに連れて直家の性格や生き方が変っていく様が、「敵の名は~」の時の筋立てと似ている(この作品のほうが先にかかれたので、「敵の名は~」はそれを踏襲しているということか)。しかも、なんともおどろおどろしい表現に、ある種辟易する思いもして、この作家の特徴はこうなのか、と思わせるものがあった。宮本武蔵は、播州美作国生まれであり、宇喜田直家も播磨や中国、山陰地方を舞台にしているので、このあたりは著者の活躍の場なのだろう。おかげで、当時の戦国時代の豪族・大名の版図を知ることができた。最後に、高校生直木賞全国大会、の取材の模様が掲載されている。その大会でこの著作が一位を得ているが、高校生にも印象の深い内容だったのだと思うと、この作家の懐の深さを感じさせるものがある。

0コメント

  • 1000 / 1000